こだわり

山にこだわる”てまひま”

“木を木材にする”一言で言えばとっても簡単に思えます。でも、そこにたどり着くためにまず、木を育てる山づくり「環境整備」からこだわっていかなければと、私たちは考えます。

私たちが使用する木は樹齢五十年余りのもの。木が健康であるためには山の手入れも必要なのです。ガーデニングや家庭菜園に置き換えて想像すると、ちょっとわかりやすくなるかもしれません。
木全体に十分な光が当たるように、木と木の間を広くするために間引きを行う。そうすることで木々の成長を助けるだけでなく、地面の草花も成長を促され土の保水力が高まり、土砂災害にも強くなります。

近くの山の合法木材、
森林認証材
『SGEC森林認証制度』を取得しました

SGEC(Sustainable Green Ecosystem Council)森林認証制度とは、
森林が適正に管理されていることを、中立的な第3者が客観的に評価し、
社会に対してその価値を認定する制度です。
SGEC認定住宅会社になったことにより、SGEC認証木材を使用した住宅に
対して認証林材の使用証明書を発行することができるようになりました。

SGEC森林認証制度木にこだわる”てまひま”

私たちがすまいに使用する木材は、近くの山で湿度や温度の変化など五十年余り四季を経験し育った木を9月頃から2月頃までの「伐り旬」と言われる時期に伐り倒します。その後、葉を付けたまま山で乾燥させる「葉付乾燥」を3カ月ほど行い搬出、粗挽き製材して1年から2年の時間をかけてじっくりと乾燥させる「天然乾燥」を行っています。
なぜ、そんなにてまひまをかけるのか。
理由はひとつ、「住む人にとって、良いことだから」。じっくりと天然乾燥させた木は、本来持ち合わせている特徴を余すこと無く発揮することができるので、油分が保たれ粘り強く、香りがよく艶があり、年をとるほどに味わいを増します。

天然乾燥木材の特徴

「天然乾燥木材」と「人工乾燥木材」の違いとは?
千葉大学環境健康フィールド科学センター 宮崎良文
「木の住まい」においては、建築後の歪みやそりを防ぐために、乾燥させた木材を用います。乾燥には、自然エネルギーを利用した「天然乾燥」と化石燃料を使った「人工乾燥」がありますが、それらが人のリラックス感や緊張感などにもたらす影響に違いはあるのでしょうか?千葉大学環境健康フィールド科学センターにて実験してみました。3種類の試験を行ったところ、図に示すように、「天然乾燥木材」のにおいを嗅いだ場合、「人工乾燥木材」に比べ、「自然」で「リラックス」することがわかりました。さらに、「緊張・不安感」も抑制されることが示されました。成分分析においても、「天然乾燥木材」の方が揮発性成分の含量が多く、17種類が検出されましたが、「人工乾燥木材」では、7種類にとどまりました。また、悪臭の元になる「酢酸」は「天然乾燥木材」では検出されませんでしたが、「人工乾燥木材」では1.5%検出されました。このような「天然乾燥木材」と「人工乾燥木材」における揮発成分の違いが、リラックス感、自然感ならびに緊張・不安感の違いとして反映されているのでしょう。

出展:宮崎、小山他、日本生理人類学会誌Vol.17(2)特別号 第67回大会要旨集40-41,2012

POMS検査 STAI状態不安検査